先日、株式会社国興さまの取引先エリアマネージャーの皆様に向けて、1on1に関する講演をさせていただきました。
医療法人が、ものづくり企業のマネジメント層にお話しするという機会は多くありません。
異業種だからこそ伝わる視点や、気づいていただける価値があると強く感じた時間でした。
当法人では、3院で1on1を継続的に運用し、「人が辞めない組織づくり」に取り組んできました。
忙しさや専門性の高い医療現場においても、スタッフが安心して意見を伝え、困りごとを共有できる対話の文化をつくることを大切にしています。
その積み重ねが、離職率の低さや働きやすい組織風土につながっています。
今回の講演では、1on1をどのように根付かせてきたか、導入時の工夫、スタッフの変化、心理的安全性の高め方などを「現場での実体験」に基づいてお話ししました。
単なる理論ではなく、医療現場で実際に起きた変化を時間軸でお伝えしたことで、参加者の皆様により具体的にイメージしていただけたように感じます。
講演後には、次のような感想をいただきました。
「導入方法が実体験をもとに時間軸に沿って具体的でとても分かりやすかった」
「自分の仕事状況に置き換えながら聴講できた」
「年2回の面談が100%仕事の話だけだったが、次回からは柔らかい話から自然につなげてみたい」
「まずは真似できるところから取り入れたい」
このご感想からも、業種は違っても「人に向き合う姿勢の大切さ」は共通していることを実感しました。
1on1は、評価や指導の場ではなく、
“スタッフが安心して話せる環境をつくるための仕組み”です。
心理的安全性が高まることで、
✅コミュニケーションが増える
✅チームの空気が柔らかくなる
✅スタッフの自律性が育つ
✅離職率が低下する
といった効果が現れます。
今回の講演を通して、医療で実証してきた取り組みが、ものづくり企業をはじめとする他業種にも応用できる普遍的なノウハウであることを改めて実感しました。
これからも、現場で培ってきた“実践で使える1on1”を、多くの企業に届けていきたいと思います。
1on1の導入や組織づくりにご興味があれば、お気軽にご相談ください。


