2025年9月25日、医療法人シーエルリンク 南草津おなかと胃・大腸カメラのクリニック様（HP）が、院長・事務主任・看護師主任・看護師の4名で当院へご見学にお越しくださいました。
同院は2025年12月に滋賀県草津市で3院目となる内視鏡クリニックを開院予定です。
当法人の内視鏡検査実績、ワークフロー、シュライバー制度、そして患者様ファーストの環境整備に深く共感していただき、運営モデルの参考として選んでいただきました。
今回は泉中央院と仙台駅前院の比較見学コースをご案内し、内視鏡室の検査開始～終了までの動線、個室での前処置内服方法、スタッフ配置と業務分担といった“現場のリアル”をご覧いただきました！
開院準備中のクリニックが、どのような視点で見学に来られ、どのようなポイントが参考になったのか。内視鏡クリニック運営に携わる方にとって役立つ内容としてまとめました。
ご見学の背景
2025年12月・滋賀県草津市に3院目を開院予定
南草津おなかと胃・大腸カメラのクリニック様は、地域に密着した質の高い内視鏡医療の提供を目指し、法人として3院目となるクリニックの準備を進めておられます。
立ち上げ期における課題を減らすため、実際に稼働している内視鏡クリニックの運用を学びたいというご希望がありました。
当院を選ばれた理由
事前にいただいたメッセージでは、
✅内視鏡検査の豊富な年間実績
✅先進的な取り組み（シュライバー制度、患者様導線の工夫）
✅設備と職員導線のわかりやすさ
に感銘を受けたとのことでした✨
特に「その取り組みを可能にしている職場環境を見たい」というご希望をいただき、今回の訪問につながりました。
見学の主な目的
✅内視鏡室の検査開始～終了までの導線
✅シュライバーの業務内容
✅個室での前処置内服方法とスタッフの動き
✅全体の業務分担とスタッフ配置
✅泉中央院と仙台駅前院の“比較”を見たい
当日の見学内容
内視鏡室：検査開始～終了までの導線
患者様の案内、下剤内服個室→内視鏡室→リカバリーへの移動、スタッフのポジション、検査後のベッド移動まで、細部を説明しながら実際の導線をご覧いただきました。
「一部だけでなく“流れ全体”が理解できた」とご好評いただいたポイントです。
シュライバー業務の実際
当院が導入しているシュライバー制度では、
・医師の動きに合わせた入力
・検査や診察効率の向上
・カルテ記載内容の標準化
などの役割を担います。
個室での前処置内服の流れ
個室でのプライバシー確保、声かけ、看護師のサポート方法、スタッフ間での連携を実際の環境でご紹介。患者様が安心して過ごせる工夫に関心を持っていただきました。
スタッフ配置・業務分担の全体像
当院の「全体最適」を意識した業務分担、受付～リカバリーまでの配置、業務の標準化、教育体制まで説明。
「どのスタッフも自分の役割を理解して動いている」という感想をいただきました。
泉中央院と仙台駅前院の比較
院の構造、導線、スタッフ配置が異なる2院を比較していただくことで、
✅物理的な環境の違いによる運用の工夫
✅シフトや動線の調整
など、開院準備のヒントにつながったとのことでした。
参加者様のアンケート抜粋（原文ママ）
いただいたご感想をそのまま掲載します。
「細かなことまでこちらが気になっていそうなことを先回りして教えてくださって、一流の案内だなと思いました。生検の回収方法やベッド移動など言い出すときりがないくらい、できればほとんど真似して作りたいと思いました。」
「トライアンドエラーを繰り返し、スタッフが一丸となってよりよいクリニックを創り上げようとする姿が見られました。本院・分院が比較できるのは違いが良くわかり良かったです。」
「スタッフ全員がとても明るく、楽しみながら仕事をされており、それがとても良いと思いました。細かいところにも気を配った物が良かったです。」
「当院の今後の開院に向けて参考にさせていただきたいところがたくさんありました。」
心温まるご感想をいただき、スタッフ一同大変励みになっております✨
まとめ｜クリニック立ち上げ期こそ“現場のリアル”がカギ
内視鏡クリニック開院において、導線設計、スタッフ配置、前処置環境、シュライバー制度など、現場の運用は書面だけでは伝わりにくい領域です。
今回のように、実際に稼働する2院を比較しながら見ていただくことで、
「何をどこまで整えるべきか」「スタッフ教育をどう始めればいいか」
といった課題が明確になります。
当院では、内視鏡医療の質向上を目指すクリニック様の見学を随時受け付けております。
開院準備や運営改善をご検討の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
